雨の休日は外に出ず、家で過ごす時間が多くなり、自然と座っていることも多くなりますね。リビングのソファでくつろぐのも良いですが、今回は、もう1つのくつろぎスペース「ダイニング」に目を向けてみたいと思います。
さて、家族が集まって食事をしたり、ちょっと書き物や読書をしたりして、毎日使うダイニングスペースですが、そのテーブルとイス、本当にあなたの体に合っていますか?体に合ったものでないと、姿勢をくずしたり、逆に疲れる事もあるので、悪影響は意外に大きいものです。
今回はテーブルとイスの適切な高さについて考えてみたいと思います。
①まずは自分に合ったイスの高さを計算
こちらは人間工学に基づいた計算式があります。
『 身長 × 0.25 』= 適切なイスの高さ
実際はクッションがついたイスなどがあるため、あくまで目安ですが、身長160cmの人はちょうど「40cm」になりますね。
②テーブルの高さを求める
こちらも人間工学に基づいた計算式があります。
『 ①で求めたイスの高さ + (身長 × 0.55 ÷ 3)= 適切なテーブルの高さ 』
例えば身長160cmの人だと
――――計算―――――――――――――――――
160cm × 0.55 = 88
88 ÷ 3 = 29.3
40cm(←①で求めた数値) + 29.3 =69.3
適切なテーブルの高さ = 69.3
――――――――――――――――――――――――
と言う事になります。
③ダイニングテーブルは少し低めが使いやすい。
算出したテーブルの高さですが、テーブルの用途によって、微妙に高さを変えると、さらに使いやすくなります。書斎のデスクなども少し低めにした方が良いですね。
★食事の時・・・-2cm ~ -3cm
★読書の時・・・-0cm ~ -2cm
★筆記作業の時・・・-0cm ~ -2cm
★タイピングの時・・・-3cm ~ -5cm
※個人差があります。
購入するときの注意点!
『 海外製品と国内製品の違い 』
●世界最大の家具メーカー「IKEA」の場合●
テーブルの高さ 73cm ~ 74cm
イスの高さ 43cm ~ 46cm となっています。
この高さですと、だいたい身長が「170cm~180cm」の人に合うサイズです。日本人の平均的な身長ですと、少し高く感じてしまうかもしれませんね。
●国内メーカー「ニトリ」の場合●
テーブルの高さ 70cm(高さ調節ができない物)
イスの高さ 42cm ~ 43cm となっています。
この高さですと、だいたい身長が「165cm~170cm」の人に合うサイズです。どちらのショップも家具が展示してあるので、一度試してみるのもいいですね。
ひそかな人気の『ロータイプのダイニング』
座った時に足がしっかり床につくので、ゆったりした姿勢で座る事のできるロータイプのダイニング。【右の写真】インテリアの視点から見ても、ほかのダイニングテーブルよりも背が低いため、圧迫感がなく、お部屋が広く見える効果があります。
いかがでしたでしょうか?テーブルとイスは毎日使うものなので、インテリア性だけでなく、機能面にもこだわりたいですね。使いやすさには個人差がありますが、自分にあったテーブルとイスを見つけて、おしゃれで快適に過ごしたいですね。
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